2021-01-01から1年間の記事一覧

財務コンサル 労働生産性

▼労働生産性 付加価値を従業員数で割ったものを 労働生産性と呼ぶ 労働生産性は1人当たりの 付加価値と呼ぶものである 付加価値が高いほど従業員は 一生懸命働いていることになる しかし、残業したからと言って 付加価値が出なければ一生懸命働いたことに 財…

財務コンサル 経営安全額

実際の売上高と損益分岐点の売上高の差が経営安全額 損益分岐点の売上高とは、 その売上高までは利益がゼロである 現在の売上高10億で損益分岐点8億だとする その差は2億円でありこれを経営安全額と言う 経営安全額=売上高ー損益分岐点の売上高 経営安全率…

決算書 来期の目標売上高の求め方

利益計画には目標売上高が欠かせない 損益分岐点の考え方を応用し 来期の予算を達成するために必要な売上高 を求める方法を考えてみる 目標売上高 =(来期の目標固定費+来期の目標利益)/予定限界利益率 この公式を使えば簡単に目標売上高が計算できる ▼手…

決算書 必要な運転資金を把握する

商売を続けてくのに必要な 運転資金は売上債権、棚卸資産、買入債務 ※運転資金 運転資金の調達高 =(売上債権+棚卸資産)ー買入債務 運転資金の調達高を簡単に説明すると 日常の営業活動や生産活動を行っていく上で 不足するお金のことである 運転資金の調…

財務コンサル 黒字倒産とはなにか?なぜ黒字倒産が起きるのか

黒字倒産とは 利益が出ているのに資金繰りに困って 営業が続けられなくなった状態をいう 「勘定あって、銭足らず」 運転資金の調達高がプラスになれば お金が不足していることになる。 つまり 売上が上がり販売量が増えたため 仕入れコストが重なったときに …

決算書 流動比率 当座比率

流動比率は短期的な支払能力をみるもの 流動比率は150%以上が目安となる 流動比率=流動資産/流動負債×100 流動資産はすぐに現金にできる者 流動負債は1年以内に返済が必要な資金 流動負債にどれだけの 流動資産をつぎ込むことができるか 支払い能力がある…

財務コンサル 自己資本比率

自己資本比率は 優良企業は50%を超えている 貸借対照表の右側は 資金の調達をどこからしたか 分かるものでした その中で 自己資本(返さなくてよい自己資本金) が総資本の中でどれだけの割合を占めるか 自己資本比率が低いと 資金調達が借金によるものが …

生産性とはなにか

生産性の高い企業は収益性も高い 会社はヒト、モノ、カネ と言う経営資源を活用して 売上や利益を伸ばす 生産性 =産出額(アウトプット)/投入量(インプット) 産出額:売上、付加価値、限界利益、販売量、生産量 投入量:従業員数、売り場面積、走行距離…

付加価値 新しく創造した価値

生産性を見る場合 付加価値を創造することである 付加価値とは その会社が生み出した新しい価値である 売上高付加価値率 =付加価値/売上高×100 例) パソコン販売のA社のケースで 付加価値を考えてみる ①仕入れ900万+利益100万=売上1000万 10% ②仕入れ90…

財務コンサル 付加価値の計算方法

①控除方式 売上高(生産高)から材料費などの経費を 控除していく方式 具体的には製造業の場合 売上高から製品仕入高、直接材料費、買入部品費 外注加工費を控除し、加工高を残す 加工高と限界利益(粗利)はほぼ一致する ②加算方式 付加価値の分配先を選ん…

現金を預金を多く持っていれば安全か?

これまでの投稿で 現預金を持っていると 安全性が高いことは よく理解できたと思います しかし現預金があればいいわけではありません 経営者は資金を集めて それを投資して売上や利益を伸ばさなければなりません つまり 安全性を高めるために現金をためる 逆…

決算書 固定比率 固定長期適合率

固定比率は長期の支払い能力を見る 固定比率は100%以下なら非常に良い傾向 固定資産に資金を投じると固定資産を売却しないと 資金の回収できない。 長期的に視点で支払い能力を見る必要がある 固定比率=固定資産/自己資本×100 ▼固定長期適合率 100%を下…

財務コンサル 損益分岐点売上高を求める

損益分岐点の計算をします 例として下の図をご覧ください 項目 実績 構成比 a 売上高 40000 100% b 変動費 25000 62.5% c 限界利益 15000 37.5% d 人件費 7200 e その他の費用 5200 f 固定費合計 12400 31% g 経常利益 2600 6.5% h 損益分岐点売上高33067…

財務コンサル 損益分岐点の売上高

損益分岐点のお話 ラーメン屋の例を出す ラーメン1杯600円 材料費1杯あたり180円 ●毎月必要な経費(固定費) 家賃30万 アルバイト代13万 その他経費20万 以上が条件の時 固定費とは 毎月払わなければならない経費である 30+13+20=63万 ラーメン屋の粗利益…

固定費、変動費、限界利益について

前回例に出した ラーメン屋の話を使い 固定費、変動費、限界利益について説明する 1杯600円 材料費180円 家賃30万 アルバイト代13万 その他経費20万 固定費は売上に関わらず 毎月一定額がかかる これは固定費という 人件費、減価償却費、賃貸料、リース料 変…

財務コンサル 損益分岐点の捉え方

損益分岐点を考える際に 損益分岐点図表と言われるものがある 固定費を横に引き 固定費の高さから変動費の線を引く。 売上高はゼロから引く 変動費と売上高の交わった線が 損益分岐点である 損益分岐点売上高=固定費/限界利益率 限界利益率=限界利益/売…

財務コンサル 回転率と回転日数

総資産回転率は回数が大きければ大きいほど 調達した資本を効率よく使って売上を上げたことになる 総資産回転率は 売上/総資産で求められるが 分母である総資産を、在庫回転率、売上債権 固定資産回転率を入れ替えると計算できる 例)売上高/在庫=在庫回…

決算書 総資産回転率

売上高/総資産=総資産回転率(回) 座席数が20ある居酒屋の例で回転率を考えてみる 座席数20ということは客が40人来た場合 1日で2回満席になることを言う このような状態を2回転したという 15部屋のホテルがある際 15組の客が来たら1回転になる 1か月330組…

売上高利益率の種類

売上高利益率とは 売上に対してどれだけの利益を あげているのか見るものである 式としては 売上高利益率=利益/売上 粗利益率を出したいさいには 利益のところを粗利益を入れて計算します 売上ー売上原価=売上総利益(粗利益) (業種業態の違いがもっと…

財務コンサル 自己資本当期純利益率 ROEの意味は

前回は総資産経常利益率を紹介したが 今回は自己資本当期純利益率を紹介する ROE=当期純利益/自己資本×100 となる 総資本と自己資本の違いは 総資本は負債も入れて計算したいが 自己資本は純資産のことであるため、 自分が持っているお金でどれだけ利益を…

財務コンサル ROAをあげるためには

前回紹介した収益性を測るROA これをあげるためにはどうしたらいいのか ROA=経常利益/総資本(総資産)×100 ですがこの式は2つの式の掛け算に分解できる ROA=売上高経常利益×総資産回転率 これらを式にすると ROA=経常利益/売上高×100×売上高/総資産 と…

財務コンサル 収益分析 ROA

収益性分析のお話をします。 収益性分析とは、簡単に言えば 利益をあげる力をチェックするものです 収益性とは 投資したお金でどれだけ利益を生んだかを見ます 例えば 100万円の現金があるとする これを定期預金に預けたとする 1年後に利息が1万円もらえたと…

財務コンサル 損益計算書でなにがわかるか

今回は損益計算書(P/L) について説明します。 P/Lは収益から費用を差し引いて会計期間の 利益を計算したものである。 1年間の経営成績を 収益ー費用=利益で表す →1年間の活動が会社の黒字だったか 赤字だったか判断する 売上から売上原価を引いたものが …

財務コンサル 貸借対照表 純資産とは

貸借対照表について 最後の項目となります。 純資産についてです。 純資産の部には 株主資本、評価・換算差額等(連結ではその他の包括利益累計額) の項目に分かれている。 純資産は返済の必要がない現金のことを指す ▼株主資本 資本金、資本剰余金、利益剰…

財務コンサル 貸借対照表 負債とはなにか

貸借対照表の右側のお話です。 資本には2つあり 負債と純資産です。 今回は負債について説明します。 負債とは簡単に言うと借金です。 負債には2つの種類が存在します。 ▼流動負債 1年以内に支払わなければならない借金 支払手形、買掛金、短期借入金、未払…

財務コンサル 貸借対照表 繰延資産とはなにか

総資産の最後 繰り延べ資産について説明します。 繰延資産とは、資産と名前が付いているが お金に換えることができない。 土地、建物などのような担保となる価値もない 既に支払いが済んだか、支払いが確定したもので それを数年にわたって費用として計上す…

財務コンサル 減価償却の意味と役割

減価償却について説明します 建物、機械、車などの有形固定資産には 1年以上にわたって事業に使われ、間接的に 売上に貢献している しかし、当然ながら時間とともに消耗し 価値が下がっている。 例)新車は3年乗ると新車として売れない 中古車となり価格が大…

財務コンサル 貸借対照表 固定資産とはなにか

前回は流動資産について説明しました。 今回は固定資産について説明します。 ▼有形固定資産 建物、機械装置、車、トラックなど車両運搬具 机、パソコンなどの工具部品そして土地などです。 これらは営業活動や生産活動をするために必要な資産 1年限りでなく…

財務コンサル 貸借対照表 流動資産とはなにか

流動資産について説明する 貸借対照表には大きく 流動資産、固定資産、繰延資産がある ▼流動資産とは 流れ動く資産とかく 読んで字のごとく「流動的」な資産のことである もっとも流動的なのは現金である。 現金があれば商品もすぐに購入できる 要するに 現…

貸借対照表のイメージを掴もう 会社の活動での変化

貸借対照表の変化を 例にだしてイメージをしよう 1 資本金100万で会社を設立 左:現金100万 右:資本金100万 2 机など備品を30万で購入 左:現金70万、備品30万 右:資本金100万 3 商品を現金40万で仕入れる 左:現金30万、商品40万、備品30万 右:資本金…