財務コンサル 労働生産性

労働生産性

 

付加価値を従業員数で割ったものを

労働生産性と呼ぶ

 

労働生産性は1人当たりの

付加価値と呼ぶものである

 

 

付加価値が高いほど従業員は

一生懸命働いていることになる

 

しかし、残業したからと言って

付加価値が出なければ一生懸命働いたことに

財務上はならない

 

 

労働生産性=付加価値/従業員数

 

 

問題)

従業員数50人で月の付加価値3500万円の

会社の労働生産性はいくらか

 

3500万/50人=70万円

 

ちなみに

パートやアルバイトは0.5人と

数えることがある

財務コンサル 経営安全額

実際の売上高と損益分岐点の売上高の差が経営安全額

 

損益分岐点の売上高とは、

その売上高までは利益がゼロである

 

現在の売上高10億で損益分岐点8億だとする

その差は2億円でありこれを経営安全額と言う

 

 

経営安全額=売上高ー損益分岐点の売上高

 

経営安全率=経営安全額/売上高×100

 

2億/10億×100=20%

つまり現在の売上高のダウンが20%以内なら

赤字にはならないということである。

 

ただし、あくまでも変動費率、固定比率の

割合の変化しないということ

 

安全率の数値が大きいほど赤字になる

可能性は低い

 

 

 

経営安全率を高めるには

限界利益率のアップがポイントである

 

そのためには

損益分近点の位置(損益分岐点の売上高/売上高×100)

がもっと低くなるようにする必要がある

 

そのためには

①売上高をもっと増やす

②固定費をもっと削減する

変動費率をダウンさせる

限界利益率をアップさせる

 

 

限界利益率をアップさせるとは

売上高から変動費を引いた限界利益

限界利益から売上を割ったものが限界利益

 

つまり値上げしなくても変動費率を挙げれば

限界利益率をアップさせることができる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決算書 来期の目標売上高の求め方

利益計画には目標売上高が欠かせない

損益分岐点の考え方を応用し

来期の予算を達成するために必要な売上高

を求める方法を考えてみる

 

目標売上高

=(来期の目標固定費+来期の目標利益)/予定限界利益

 

この公式を使えば簡単に目標売上高が計算できる

 

▼手順

①目標固定費の総額を計画

 

固定費は人件費、設備費、支払利息、その他の固定費

の4つに分類する

 

・人件費は社員の昇給率、賞与月数などから

・設備費は設備投資計画から減価償却費やリース料、

賃貸料などの設備費を割り出す

・支払利息とその他費用は伸び率などを利用し決める

 

②目標利益を計画する

 

配当金の支払い予定や目標とするROAから逆算

 

限界利益率を求める

 

限界利益=売上ー変動費

限界利益率=限界利益/売上

 

④式に当てはめる

 

目標売上高

=(固定費+利益)/限界利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決算書 必要な運転資金を把握する

商売を続けてくのに必要な

運転資金は売上債権、棚卸資産、買入債務

 

※運転資金

 

 

 

 

運転資金の調達高

=(売上債権+棚卸資産)ー買入債務

 

運転資金の調達高を簡単に説明すると

日常の営業活動や生産活動を行っていく上で

不足するお金のことである

 

運転資金の調達高がプラスになると資金繰りが苦しい

マイナスであると資金繰りがラクになる

 

理由としては

プラスになるということは

売上債権が大きいことになる

 

売上債権とは

売上高が手元にない状態のことである

 

逆にマイナスになると

自分が支払うお金を支払ってないため

手元に現金が残っている状況になる

 

 

 

 

財務コンサル 黒字倒産とはなにか?なぜ黒字倒産が起きるのか

黒字倒産とは

利益が出ているのに資金繰りに困って

営業が続けられなくなった状態をいう

 

「勘定あって、銭足らず」

 

運転資金の調達高がプラスになれば

お金が不足していることになる。

 

つまり

売上が上がり販売量が増えたため

仕入れコストが重なったときに

 

売上債権が上がり

仕入を現金で払っていると

 

手元にある現金がなくなり

資金繰りが苦しむことになる

 

 

売上高が全て

現金として手元に残るわけではない

 

現金と仕入れコストをしっかりと

比較しながら資金繰りを

していかなければ

 

売上は出ているのに

現金がない状況に陥ってしまう

 

 

 運転資金を決める3つの項目

 

売上債権+棚卸資産の増加額よりも

買入債務の増加額の方が大きければ

運転資金に余裕が出る。

 

 

 

決算書 流動比率 当座比率

流動比率は短期的な支払能力をみるもの

 

流動比率は150%以上が目安となる

 

流動比率流動資産/流動負債×100

 

流動資産はすぐに現金にできる者

流動負債は1年以内に返済が必要な資金

 

流動負債にどれだけの

流動資産をつぎ込むことができるか

支払い能力があるかを見ている

 

 

当座比率は100%を超えていれば安全性は高い

 

当座比率当座資産/流動負債×100

 

当座資産とは

現預金、売上債権、減価償却

となる

 

当座比率が100%を超えていれば

短期の安全性(短期的支払い能力)は

高いと判断できる

 

 

 

 

 

 

財務コンサル 自己資本比率

自己資本比率

優良企業は50%を超えている

 

貸借対照表の右側は

資金の調達をどこからしたか

分かるものでした

 

その中で

自己資本(返さなくてよい自己資本金)

が総資本の中でどれだけの割合を占めるか

 

自己資本比率が低いと

資金調達が借金によるものが

ほとんどだということだと言えます

 

 

しかし

自己資本が高いということは

株主資本が大きいことになるため

配当が大きくなります。

 

配当もコストになるので

自己資本が大きいからといって

安心できるわけではありません

 

 

自己資本比率

自己資本/総資本×100