生産性とはなにか

生産性の高い企業は収益性も高い

 

会社はヒト、モノ、カネ

と言う経営資源を活用して

売上や利益を伸ばす

 

生産性

=産出額(アウトプット)/投入量(インプット)

 

産出額:売上、付加価値、限界利益、販売量、生産量

投入量:従業員数、売り場面積、走行距離、労働時間、投資額

 

業種ごとにいろいろな生産性がある

 

・営業現場なら

1人あたり売上高=売上高/営業社員

 

・ホテルなら

1部屋あたり売上高=売上/宿泊部屋数

 

・美容院

椅子あたり売上高=売上/椅子の数

 

 

 

 

 

 

 

 

 

付加価値 新しく創造した価値

生産性を見る場合

付加価値を創造することである

 

付加価値とは

その会社が生み出した新しい価値である

 

 

売上高付加価値率

=付加価値/売上高×100

 

例)

パソコン販売のA社のケースで

付加価値を考えてみる

 

仕入れ900万+利益100万=売上1000万 10%

 

仕入れ900万+設置10万+利益100万=売上1010万 10.9%

 

仕入れ900万+設置10万+操作指導20万+利益100万

  =売上1030万 12.6%

 

今回は分かりやすく

付加価値を仕入以外にしました

 

このように付加価値は

一人一人の従業員の知恵と努力の結果

生み出されるものである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

財務コンサル 付加価値の計算方法

①控除方式

 

売上高(生産高)から材料費などの経費を

控除していく方式

 

具体的には製造業の場合

売上高から製品仕入高、直接材料費、買入部品費

外注加工費を控除し、加工高を残す

 

加工高と限界利益(粗利)はほぼ一致する

 

②加算方式

付加価値の分配先を選んで加算していく

 

加算方式の付加価値を粗付加価値という

 

具体的に

粗付加価値

人件費+減価償却+賃貸料+金融費用+税金+当期純利益

 

粗付加価値ー減価償却費=純付加価値

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現金を預金を多く持っていれば安全か?

これまでの投稿で

現預金を持っていると

安全性が高いことは

よく理解できたと思います

 

しかし現預金があればいいわけではありません

 

経営者は資金を集めて

それを投資して売上や利益を伸ばさなければなりません

 

つまり

安全性を高めるために現金をためる

逆に

収益性を伸ばすことができないことになります

 

 

余分な現預金を借入金の返済に回すことで

負債を圧縮

 

現預金は月商の1~1.5倍程度が適正

決算書 固定比率 固定長期適合率

固定比率は長期の支払い能力を見る

 

固定比率は100%以下なら非常に良い傾向

 

固定資産に資金を投じると固定資産を売却しないと

資金の回収できない。

 

長期的に視点で支払い能力を見る必要がある

 

固定比率=固定資産/自己資本×100

 

固定長期適合率

100%を下回っていれば問題は少ない

 

多くの会社は自己資本だけでは

固定資産を購入できないため

長期借入金や社債などを使う

 

固定長期適合率

=固定資産/自己資本+固定負債×100

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

財務コンサル 損益分岐点売上高を求める

損益分岐点の計算をします

例として下の図をご覧ください

 

  項目      実績  構成比

a 売上高     40000  100%

b 変動費     25000  62.5%

c 限界利益    15000  37.5%

d 人件費     7200

e その他の費用  5200

f 固定費合計   12400   31%

g 経常利益    2600   6.5%

h 損益分岐点売上高33067    82.7%

i 損益分岐点比率  82.7%

j 経営安全率    17.3%

 

 

細かな計算方法を復習

 

 

限界利益

売上ー変動費

 

・経常利益

売上ー変動費ー固定費

=限界利益ー固定費

 

損益分岐点売上高

固定費/限界利益

 

損益分岐点比率

損益分岐点売上高/売上×100

 

・経営安全率

100ー経営安全率

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

財務コンサル 損益分岐点の売上高

損益分岐点のお話

 

ラーメン屋の例を出す

 

ラーメン1杯600円

材料費1杯あたり180円

 

●毎月必要な経費(固定費)

家賃30万

アルバイト代13万

その他経費20万

 

以上が条件の時

 

固定費とは

毎月払わなければならない経費である

 

30+13+20=63万

 

ラーメン屋の粗利益は

 

600ー180=420円

 

63万/420=1500杯

 

つまり1500杯売れば

費用を回収できることになる

 

1500杯×600円=90万

 

これが損益分岐点の売上高(BEP

 

利益が出るのは1501杯目から利益が出る